クライミングスクール・ジムJ&S池袋とJ&S駒沢のブログです。会員様向けに、休業日やイベントのお知らせ、ジムやクライミングに関係あること・ないこと、楽しかったこと・おもしろかったことを載せています。
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復活 <前編>
持ててるのか微妙のマイクロホールドをサイドプルで、
右足のスタンスに乗り込みジブスを、
左のクロスをわき腹がつりそうになるのを耐えて・・・。

「いたー、いたー、痛いねー! 傷口がー!!」

20発弾丸打ち込まれたのに地獄の3丁目から
PASMOフルチャージで戻ってきた男
"チャイニーズマフイア"ショーリン。

「抗争で4人死亡が3人死亡、
一人超重傷に訂正」
夕刊ゲ○ダイ



「寝てるの飽きたから登らせて」とクシャクシャ笑顔で、黒光の筋肉にミシンの傷跡いっぱいの体をチャイナ服に包みやってきた。あきれたやつ・・・。

「あのー」
「あ、はい」
「ここ初めてなんですが垂直あります?」
「少しなら」
「入会させてください」
「はい・・・。じゃ、こちらで着替えて荷物は奥に」


「また来るね。もう少し傷が直ったら。組は抜けさせてもらったよ。ここで働かせてーな」

スターターの1回目は"ジブスの持ち方"。
2回目は"手に足のかけ方"。
3回目は"クギで移動"。

「か!!」
「へへへへ」
「ところで、今の男、獣の匂いするね・・・」
「・・・」

ダサイのをはるか通り越した男は、クライミングモードになると、別人になった。

ソギ落とすだけ、落とされた身体は、末期の拒食症患者に間違えられるが、垂直だけをやるために鍛え上げられていた。

ピンチ力は疑問だが、指力は微妙なシワもおさえつけるほど発達していた。

肩関節と股関節の柔軟さも目を見張るほどで、ショーリンとはまた1味違っていた。

こ1時間ほど遊び、こちらにやってきた。

「あの垂直うまい人います?」
「いるよ」
「いつ来れば、会えます?」
「とうぶんは、しょちゅう来るよ」
「そうですか!」

嬉しそうに笑った顔に、悪魔が宿っていたのを、見逃さなかった。


-1週間後

「もう大丈夫ねー、のーぷろぶらむねー」
「本当か?」
「メイウエンテイー」
「お前をお待ちの方がいるよ」
「へへへへ」
「あの獣ね」
「ヤツは、強いヤツとやりたがっているねー」
「強いやつをつぶして、気持よがる変態ねー」
「じゃかまってやれよ!」
「明白了」


<後編>へ続く
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